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統合失調症

統合失調症とは

統合失調症は、思考や感情、行動に影響を及ぼす慢性的な精神疾患で、現実との接触が失われるような症状が特徴です。主な症状は、陽性症状(幻覚や妄想など)、陰性症状(意欲や感情の低下など)、認知機能の障害(注意力や記憶力の低下など)に分けられます。症状は個人によって異なりますが、適切な治療を受けることで、多くの患者が安定した生活を送ることが可能です。

統合失調症の原因

統合失調症の正確な原因は解明されていませんが、以下の要因が複雑に絡み合っていると考えられています

  • 生物学的要因
    脳内の神経伝達物質(特にドーパミンやセロトニン)のバランスの乱れが症状に影響を及ぼすとされています。

  • 遺伝的要因
    家族に統合失調症の患者がいる場合、発症リスクが高まることが知られています。

  • 環境要因
    ストレスの多い環境や幼少期のトラウマ、社会的孤立が発症に寄与する可能性があります。

  • 心理的要因
    極度のストレスや大きな生活の変化が症状を引き起こす引き金になることがあります。

こんな症状がある場合は当院にご相談ください

  • 現実には存在しない声や音が聞こえる(幻覚)
  • 他人に害される、監視されているという強い思い込み(妄想)
  • 思考や会話がまとまらない
  • 感情が乏しくなる、意欲が低下する
  • 日常生活における集中力や記憶力の低下
  • 対人関係や社会生活に支障をきたしている

症状が見られた場合は、早めの診断と治療が重要です。

治療方法

統合失調症の治療は、薬物療法と心理社会的支援を中心に行われます。これらを組み合わせることで、症状をコントロールし、患者の生活の質を向上させることが目指されます。

薬物療法
抗精神病薬が主に使用されます。これらの薬は、幻覚や妄想などの陽性症状を緩和し、症状の再発を防ぐ効果があります。薬物療法は医師の指導のもとで行い、副作用の管理を徹底することが重要です。

心理療法
認知行動療法(CBT)は、症状への対処法を学ぶのに役立ちます。また、幻覚や妄想に対する患者の認識を改善し、社会生活に戻るサポートを行います。

心理社会的支援
ソーシャルスキルトレーニング(SST)や就労支援、家族療法を通じて、患者が社会に適応できるようサポートします。家族への教育や支援も、患者の回復を促進する重要な要素です。

生活習慣の改善
規則正しい生活リズム、バランスの取れた食事、適度な運動を心がけることで、症状の安定化を図ることができます。

 

早期治療の重要性
統合失調症は、早期に診断し適切な治療を開始することで、症状の悪化を防ぎ、社会生活への復帰が期待できます。当院では、患者様一人ひとりに合わせた治療プランを提供し、長期的な回復をサポートします。お困りの際は、ぜひご相談ください。

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